腐ったりんごの籠
木からりんごをとったら、まだ熟していないこともあるだろうが、腐っていることはまずない。腐ったりんごは落ちて枝に残っていることはないから。だが、もし籠の中からりんごを一つとったら、腐っていることはある。長い間籠の中に置かれていたら、当然腐ってしまう。きれいなりんごを、虫のいる籠に入れたら、腐るだろう。それは時間の問題である。イタリアは、強要できる人だけが、腐り、籠の中にいる。
腐ったシステムの内部の、60歳以上のりんごと、議員生活30年以上のりんごといっしょになる、権力によって任命された行政官らは、腐ったりんごでしかない。盗むひとと見張りをするひとの間に区別はなく、法案を提出する人と、署名する人の間にも区別はない。両方ともが共犯だ。この決まりは、政治だけではなく、組織の内部でもみられる。病院、大企業、公営企業、大学、地方公共団体。青い若いりんごは、容認されない。リスクである。システムは、沈黙の掟と共犯で支えられている。共犯者でなく、沈黙しない人は、キャリアをつめず、指導的立場についても長くとどまれない。
権力の座に長くとどまるものは、賄賂の対象になりやすい。それはシステムを訴える人も、システムのためにシステムの中に生きる人も同じ。フィーニやモンテゼーモロの声は、遅れてきたか、または籠を元の状態に保持するために前もって出されたのか。
籠の元の状態は、その内部を繁栄を望む人の主な目的である。
変化は、もしそれがあるとしたら、変化は、この国の政界、財界がすべて総取替えされてのみ、実現するだろう。「座る場所がないという考え方は、革命を起こす」とレオ・ロンガネージが言った。問題は、座る場所はすべて占領されていて、食べ物は痛んでいることだ。革命は義務だ。新しい世代は、まだ退廃していない、彼らが指揮をとらなければならない。
さもなければ、皆一緒に腐るだけだ。
by Beppe Grillo 11:25 嘆きの壁
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