70歳で年金受給

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イタリアには2つの階層がある。老人のと若者の階層である。前者は政府をにぎり、年金を受け、退職金をもらった。水の澄んだ川、自由な砂浜、犯罪の少ない、今ではほとんどなくなってしまったイタリアを享受した人たち。老人たちは未来を自分の過去にすでに有した人たちである。職業的成功の望みを抱き、そして多くの人が成功した、正規雇用で労働の安全性も確保されていた。今の老人たちは、イタルテル、テレコム、オリベッティなどのような大企業を選ぶこともできた。アパートを買うこともできたし、ラッキーな人は別荘も買えた。

老人たちは子供たちを勉強させたが、それは無駄だった。不定期就労者になっただけで、今は環境も悪く、公共水もない。一人当たり3万ユーロの借金をし (臨時雇い人の3-4年の給料)、老人たちは、次の世代を犠牲にして、自分たちの生活を享受した。それは彼らが権力を保持しているから出来たし、今後もそれを保持し続けるだろう。イタリアの大統領と首相は西洋諸国の大統領と首相の中で最高齢者である。

イタリアには、1700万人の年金受給者がいる。彼らの多くは、受け取っている年金よりも少ない額しか負担しなかった。数百万人が50-55歳で退職し年金を受け取っている。ベイビーと呼ばれた15-20年間しか年金の支払いをしなかった人や、2年半の任期で年金受給資格が得られる国会議員や、年金を2つ、3つと受けて合計月1万ユーロを越える人や、給料と年金を両方もらっている人たち。このような特権や、深刻な社会的不公正の中で、今の若い人たちの年金受給年齢は、70歳と決めるのだから、実際今のこの若い人たちが年金をもらうことはないだろう。そんなことは絶対に賛成できない。

もし年金改革を進めなければならないなら、個々人が何かをしなければならないか、誰も何もしないかである。 なぜ、若者が自分の仕事で、利益を得ているのは老人だけというような国の福祉を維持しなければならないのだろうか。20歳の若者が2010年に働き始めたら、年金生活に入るのは2060年。今から考えるとそれは遠い未来である。なぜ若者が、たとえば、シチリアのごみ局の元会長のフェリーチェ・クロスタの、一日1369 ユーロの年金を負担しなければならないのであろうか。

60歳で年金受給できる、受給年齢の引き上げは、現在の年金のための公の資金を無駄に使ったのが原因である。時間を引き延ばした将来の年金のためではない。先に現在の年金について話し合った方がよい。そして次に将来の年金について話し合おう。

一人当たりの年金受給金額に上限を設けよう。たとえば2500ユーロ。または複数の年金を受け取ることを禁止しよう。議員の年金の遡及効果を廃止しよう。特に、実際に支払った積立金に見合った金額を受け取ることにしよう。なぜなら数十億ユーロの差で、今の若い人たちが年金を受け取れなくなるかもしれないから。若い人には、退職金も、もしかしたら仕事もなくなるかもしれない。犠牲は年齢ではなく、戸籍は特権ではない。

by Beppe Grillo 15:27 | コメント(0)
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