鏡に映ったイタリア
デッルートリは第二審で7年の有罪判決を受けたが、今も刑務所へ行かず(国民が選んだのではなく首相が任命した)上院議員をしている。次の第三審(破毀院)は功績ではなく形式で決定する。よって功績によりデッルートリはイタリアの司法で有罪である。
もしデッルートリが自由の身で議員の給料と恩恵を受け続け、それにイタリア国民がすっきりして納得しているなら、フォルツァイタリア党の創始者、指導者、助言者であるマルチェッロ(デッルートリ)が複数の人を殺した犯人のマンガノを英雄だという言い分は正しい。そして私たちのことを間抜けだというベルルスコーニも、デッルートリの無罪を報道するミンキオリーニも正しいのだろう。それならば平等の精神で、他の最高7年の刑を受けて刑務所にいる受刑者たちも皆釈放されなければならない。
自由党と民主党は2006年と同様に、夏休み直前の与野党賛同の法案を承認するだろう。次回の選挙では、自由の身になっている悪党たち全員の名前が書かれた宝くじにしたらいいだろう。
くじであたった人が共和国の上院、下院議員になる。元悪党の議会、インスタントくじの自由党。有罪確定犯罪者、二審、一審有罪者のつまっている現在の国会が、そのようにして理想的に継続されるだろう。
この国の我慢の限度はどの位だろう。国があるのだろうか。誰かが辞任しただろうか。新聞がこぞって「猿轡の法案」を数ヶ月前か批判しているが、数年前からデッルートリ上院議員「先生」に膝づいてインタビューをし自分で自分にくつわをはめているような国だ。
全国イタリア報道連盟にはこのようなメッセージを送りたい。「私たちの税金を返してください、その金を使って毎日うそを印刷している、恥を知りなさ、反省してください、買収されましたと書かれた三角帽をかぶってください」。
国民の退廃 (デッルートリは単なる象徴であり、ベルルスコーニも同様) に反対することに意味があるのだろうかと自問することがあるでしょう。そして国民の目を覚まさせるために何をすべきなのかと。自分の顔を見てください、前よりも歳をとり、もっと怒って、もっと幻滅している。何もかも捨てて出て行きたくなる。
まっとうな国だったら、マフィアとの関連で有罪になった男は公的な職から追放されるでしょう。そんな男は刑務所へ入り、誰からも避けられるはずです。ボルセッリーノはマフィアから死刑宣告を受けたことを知っていた、なぜそこまでしなければいけなかったのだろうと思うでしょう。そのように考えることは、民主主義への暴行を前にイタリア人の無関心と怠惰がはびこるのを見る人が考えることです。イタリア人にはその責任がある、全員でなくとも、大部分のイタリア人には責任がある。
by Beppe Grillo 17:40 嘆きの壁
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