ネオレアリズムと5つ星の市民運動

ベッペ・グリッロ、アレッツォ 2011年5月13日
(05:31)
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ロベルト・ロッセッリーニは戦後、ネオレアリズムを打ち出した。彼の多くの映画、たとえば「パイサ 」には、俳優ではない一般人が登場して、自分自身を演じていた。映画は世界的な成功を収めた。5つ星の市民運動を通して市民サービスをするために市や州に入る市民たちは、人類学的に職業政治家とは異なっている。演技を強制されることはなく、政党の命令は存在しないが、市民や共同体に対して答えなければならない。2年の任期が限度なので、権力の座には関心がない。ポスターに使うための選挙資金の還付はないが、分野における経験がある。タクシー運転手は交通担当の評議員ができる。庭師は公園の、医師や看護婦は保健行政の、教師は教育の。その分野を良く知っており、問題を解決できるか解決策を提案できる、彼らよりももっと適任者は、誰だろうか。

政治家は 少し精彩を失った年寄りの俳優である。カロゼッロの宣伝のように、時代遅れである。唯一の才能は、他人の書いた脚本を演じること、大抵の場合それは同じ。政治家の幾人かは、役割で即興をして、自分が不可欠であると信じてしまうところまで、言ってしまう。本当に自分が優れた大物であると信じてしまう。政界のネオレアリズムでは、市民、正常さ、日常生活が、「大課題」「深く掘り下げた分析」といった無意味さに正当性を国の指揮に与える唯一の目的を持っているものよりも、ずっと価値がある。世界中の死刑に反対して一生懸命になっている(正しい戦いであるが)が、刑法に拷問が存在していることを忘れている(ジェノヴァのG8の事件を覚えていますか)。そしてわが国の刑務所で起こる殺害事件は際限がない(年間150人)。税金でまかなう170億ユーロの役に立たないTAVを望むが、近距離通勤者のための列車を機能的に走らせることができない。癌による死因の原因となるごみ焼却場を建設し、ゴミのサイクルについて何も知らない。銀行家やロビーのぬくぬくとした、贅沢な金持ちの給料をもらっているエキストラだ。観客をひきつけるために、いつも前よりも大きな嘘をついている大根役者だ。国民には、国を取り戻し、国を立て直す義務がある。政治は有料の喜劇ではない。

フランソワ・トリフォーはロッセッリーニ監督のことを「映画の主題は、タイトルのオリジナリティーよりも重要であることを私に教えてくれた。良い脚本は10ページ以内に収まるはず。撮影の前にいつも、「この映画をとるか、さもなければ野垂れ死にだ」といえなければいけない」と言った。

by Beppe Grillo 07:30 | コメント(0)
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